November 1, 2012

本屋で平積み!【後】

都会にあふれる物モノもの・・・
色んなものに囲まれた私達の暮らし。

スーパーに行けばいつもの食材が揃っています。
豆腐一つとっても、色んな種類から選べますが、この豆腐の原料である大豆は一体どこから来ているのでしょう。

ブラジルに行くと、森を伐採した場所につくられた大豆畑が地平線まで広がっているそうです。食用牛を育てる大規模な牧場も、森を切り開いた跡地に。その輸出先は??

妹の本で、普段私が考えもしなかった、地球の裏側にあるブラジルと日本の繋がりを知りました。


「アマゾン」と聞くと鬱蒼としたジャングルを思い浮かべますが、実際はあまりにも森が消滅した地域が広大で、ジャングルの入り口に辿り着くまで、赤い土がむき出しになった大地を砂煙をあげて延々と車を走らせるのだそうです。

かつてはブラジルを覆っていたジャングルは、先住民インディオが住んでいる地域を囲む様にして残っているだけなのです。

そしてそれに追い打ちをかけるように、ブラジル政府は世界最大級のベロモンチ水力発電ダムをアマゾンの森を蛇行するシングー川に建設しようとしています。


でも、この本では環境のこともさることながら、白石が実際に先住民インディオの集落で彼らとともに過ごし、感じたことをありのままに書いています。そして、彼らの暮らし向きのなんと魅力的なこと。素朴な自給自足の生活の中で培われた彼らの考え方には、何とも味わい深いものがあるのです。

是非、お手にとって一度読んでみて下さい。

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