妹の著書、『アマゾン、シングーへ続く森の道』が
三省堂書店成城支店でプロモーションされてます!
平積み! |
妹・白石絢子は熱帯森林保護団体(RFJ = Rainforest Foundation Japan)というNGOに勤めています。ブラジル政府はアマゾンの熱帯森林の先住民(インディオ)の居住区周辺では森林伐採や採掘・採集など法的に禁止じているため、RFJではそのインディオの方達の意見を聞き、彼らを支援することで間接的に森林伐採を防ぐという手段をとっています。インディオが森に住み続ける限り、表向きには森は守られることになっているからです。
「表向き」と言ったのは、やはり物事はそう単純でもなく、何かと理由をつけて政府はどんどん開発を行っているから。ズバリ言えば、先進国に追いつくため資源豊富な森林開発を進めたいブラジルとしては、インディオは邪魔な存在なのです。
森と伐採された地域の境界線。 2008年には長野県とほぼ同じ面積の森が姿を消した。 ©RFJ |
このインディオの文化・精神文化を私は妹を通して色々と知ったのですが、知れば知るほど、とても魅力的なのです。私達が忙しない都会生活で置き忘れてきたもの ― 人と人とのつながり。素朴な手作り。分かち合う心 ― 太古の昔から脈々と続いている彼らの暮らしにはそんなキラキラしたものがたくさんあるのです。
©RFJ |
北米先住民が400年前くらいから追いやられたのに対し、インディオの暮らしはアマゾンの深い森にずっと守られていました。でも鬱蒼とした森も、開発技術が進歩した現代では彼らの防波堤にはならず、過去20年間の開発スピードには目をみはる物があります。森と川が生活基盤の彼らにとって、森が減る・川が汚れる=暮らしはどんどん難しくなる一方です。
妹の本では、毎年の現地視察を通して彼女の様々な考えや疑問を綴っています。
読むと、地球上の緑を次世代に残していくために、都会でどんな暮らし方をするかが大きな鍵になっていることがよくわかります。
次回へ続く
ありがとう〜!また新しいお土産話、持って帰ってくるみょ〜
ReplyDelete季節もいつもとずれているわけだし、気をつけて行って来てね。
ReplyDelete安全と支援状況が好転することを祈っています。