November 29, 2015

サンクスギビングの連休 2015

アメリカはサンクスギビングの祝日で木曜から四連休。
日本ではクリスマスほど知られてないけど、このホリデーはアメリカ版盆暮れ正月で全米に散らばっている家族や親戚が一同に会し食事をする日。

哀れな主人はサンクスギビング当日の木曜早朝から今日まで四日間、義母の経営するデイケア(保育園)のメンテナンスのため、義兄とボストン。家族で過ごすためのホリデーですが、子供達が登園しない連休は床のヤスリがけやニスの塗装など大掛かりな手入れをするのにもってこいなので、仕方ない。

私と娘は、仲良しのかずきさんのお陰で今年もちゃんと七面鳥にありつきました。かずきさんががんばって丸焼きにした七面鳥、肉もさることながら、黒米のスタッフィングに鶏の出汁がしみていて、美味しかったぁ。

いい焼き色。左上と右上が私の持参品。

私はサヤいんげんの一品とパンプキン・ブレッドを持参。
かずきさんの妹御、ちかよさんのポテト・グラタンとアップル・クリスプもおいしかった。かずきさんのご主人はドラマーなので、そのうち太鼓のセッションが始まり、賑やかで暖かな夕べでした。

その後のお休み三日間は、私と桐子二人きり。
土曜は娘のバレエのレッスンがあったものの、他は家の近所で買い物したり公園へ行ったり。
バレエ教室の待合室。
時が止まったような場所。

今日の午前中は桐子が「やろう」と出してきたUncle Wiggilyのスゴロクをした。これはアメリカの古い絵本に出てくるウサギのおじさんの話がベースになっているゲームで、主人も義母も(!)このスゴロクで遊んだとか。

桐子はすごくはりきっていたのに、なぜか負けが濃くて、2度続けて私が勝ってしまったら悔し泣き。その泣き顔もかわいかった。

「もうやめよっか?」
「ダメ!だってまだきり勝ってないもん!」

気を取り直して、残りもののパンプキン・ブレッドを食べながらやったら、遂に桐子の勝ち!その時の嬉しそうな顔ったら。そんなことで一喜一憂できるんだから、幸せだよなぁ。うまい具合に負けられたことを天に感謝した母でした。(一日中付き合わされたんじゃたまんないよ)

勝って有頂天な人。
シンプルでいいねぇ。

最後に、スマホでなく一眼レフで写したもう少しまともな写真数枚。
レシピはこちらの本より。


生クリームとミルクティーを添えて。

生地はアメリカのレシピにしては甘さ控えめ。
上にのせるクランブル・トッピングに甘さが効いています。

娘の大好きなRainbow Sugarをかけて。


* * *

October 18, 2015

チェルシー

めっきり寒くなった。
ハロウィーンが近づくと、急にニューヨークは冷え込む。

11月は今までできていなかった家のことやEtsyの店の物撮りや整理をしよう。

昨日はキリコと二人でチェルシーからユニオン・スクエアを散策。
女二人で気楽な外出。


このカフェのラテ、おいしかった。


窓に張り付くように階段。不思議。


1日中、ヒーロー・マントを颯爽と羽織っていた娘。
ヒーローはすべり台がお好き。

あれだけ歩いた 後も公園で走り回る。




August 27, 2015

家族の好物 etc.

以下、主婦の忘備録

桐子:
あやおばちゃんの手作り梅干し
ガーリック・ブレッド(バゲットににんにくの断面をこすりつけてバターを塗りこんがり焼く)
おにぎり
塩昆布
手作り焼肉のたれ
かりかりのベーコン
クール・グリーン
ミントの緑茶
和三盆の干菓子

・・・結構しぶいものも入ってるな。
夫の方が子供味かも。

ピクルスがダメなランディ、カリフラワーのカレー・ピクルスは好き。

アヤおばちゃんの梅干し、
本当に美味しくてママも大好き〜

こちらは幼馴染たまちゃんのご実家津田園
で毎夏出るクール・グリーン。
これまた幼馴染から頂いた干菓子と一緒に
母娘おそろいオヤツ。


それと、これは食べ物ではないけど、最近はシルバニア・ファミリーに夢中。来月の誕生日にはお家を買ってあげる予定で、期待に胸をふくらませつつ過ごすキリ子なのでした。


August 11, 2015

夏日

先週半ばくらいから急に朝晩涼しくなりはじめ、あーもうNYは秋になるのね、と思う今日この頃。

娘の仲良しのお家に遊びに行った際、庭に背の高いひまわりがあまりにも生き生きと茂っていたのでスケッチさせてもらった。

日中の日差しはまだまだ強く、綿のドレスに麦わら帽子で子供用の椅子に座り、首の後ろあたりに太陽をじりじりと感じながら夢中で青空に向かって伸びたひまわりを描いていてふと、ゴッホはひまわりを描きながらどんな気持だったのかな、と思った。

高校時代は特にゴッホが大好きだった。
多感な高校生の感覚は、ゴッホの絵にある鋭利な感受性と共鳴していたのだと思う。

友人の裏庭のひまわり。

こちらはアパート裏の巨大ひまわり。
身長187cmの主人が塀と同じくらいの高さと思って頂くと、
いかにこのひまわりがデカいかわかって頂けるかと。
アメリカのディナー皿くらい大きい。

スケッチに着彩したもの。
ゴッホのひまわりには遠く及ばないけど、
私も私だけのひまわりが描けるようになりたい。



August 3, 2015

スイカの日

電灯下の食卓で、スイカをかじりながら、明日のバイトや他の仕事の段取りなぞを考える、夏の日の夜。

今回主人が買ってきてくれた小玉スイカは大当たりで、甘くてジューシー。


昼間、何も知らずにインスタグラムにスイカの写真をアップしたら偶然今日はNational Watermelon Dayだったんだとか。なるほど、スイカの季節もピークで美味しいって訳ですねぇ。



ムスメがかじってしまった・・・





気持ちいい風が入ってくるなー

午前中は快晴のお外へスキップして出て行きたい気持ちを抑え、イラストの仕事。危ぶまれていた今夏の目標、Repeat Patternを作るというゴールを今日達成!

YouTubeのチュートリアルを見ながらやったら、ちゃんと出来て感動。PhotoshopのSmart Objectsの使い方もわかったのだが、コレはかなり使えそう。また新たな絵をおこして、少しずつ色々と制作してみたい。

かわいく出来たので、調子に乗ってタグを作ってみた。


July 9, 2015

今日の色あい

午前中から韓国のオンライン・ショップからの注文品を制作。
去年もこのくらいの時期にどーんと発注してくれた。

注文の品をプリントし終わった後、いつも余ったインクでちょっと遊ぶ。
実験は楽しい。

これが今日の実験。

今グッとくる色合いはこんな感じ。
やさしい色。

今年の夏の目標は、Photoshopで一つパターンを完成させること。
本当はアナログに布にプリントしている時が一番楽しいのだけど、デザインに幅を出したいので、既存のモチーフを使いとりあえず一つは作ってみたい。

娘は今日初めて近くのサマーキャンプへ。
サマーキャンプは今夏初めて参加させてみた。
キャンプと言っても、ここは昼間だけ。共働きの親が多いアメリカでは、夏休みに子供をどうするかは課題。このキャンプは普段は放課後の学童保育をしている施設で、夏季は午前8時〜午後5時まで子供を預かって、プールや工作、外遊びなどをさせてくれる。うちは夏は主人が割と暇だけど、夫婦でフリーランスの身、いつ何時忙しくなるかわからない+近くにヘルプを頼める実家もないので、夏の間なら平日いつでも使える10日間パックに申し込んでおいた。

施設まで送って別れる時は緊張した面持ちで「いってらっしゃい!」と声をかけても無言で今にも泣き出しそうな顔だったが、笑顔で帰宅。主人が早めにお迎えに行ったのが気に食わなかったよう、「明日は最後まで残る!」と豪語していた。お友達もできたけど、名前は知らないそう。

一瞬晴れ間を見たものの、夜はまた雨。

June 13, 2015

アキとブランチ

土曜は、出張で一週間NYに来ていた妹と娘と3人でノマドのSarabeth'sでブランチ。
ファッション関係の会社で働く妹は年2回ほど、こちらに出張に来る。
仕事で来るので平日は忙しい妹。会えるのは貴重な時間。

ボリューム満点のアメリカン・ブランチにご満悦の妹。

ムスメと。
後ろが強面の我らがウェイターのおっちゃん。

エッグ・ベネディクトとバターミルク・パンケーキ。
ムスメはサラベスでもmac & cheese・・・
腹ごなしにユニオンスクエアまで散策。
途中のフラット・アイロンビル向かいのレゴワールド。

チョコレート・バブカで知られているThe Breads Bakeryで休憩。
ユニオンスクエアから近い割に空いてて穴場。
叔母さんに買ってもらったレゴで遊ぶ。

暑い中歩き回って、妹のホテルの部屋でぐったり。

映画『裏窓』のよう。

娘は一日おばさんに優しくしてもらってとても楽しかったのか、夕方、地下鉄駅で妹と別れた後に顔を見ると涙ぐんでいた。小さな涙の粒がぽろりとつたうので、ハンカチを貸したら、家に着くまで思い出しては何度も目頭を押さえていた。もっと小さい頃はケロッとしていたのに、色々な感情がわかるようになったのね。これも成長と喜ぼう。




June 8, 2015

るんゆみら

ある日 むすめがかみにかいた


るんゆみら


なんてすてきなことばだろう


るんゆみら
るんゆみら

あたまの中でくりかえす


るんゆみら
るんゆみら

くちに出して言ってみる



るんゆみら
るんゆみら

かば

るんゆみら




June 3, 2015

Michelle's Luau Birthday

先週の土曜日は、娘つながりで仲良くなったママ友の誕生会に行ってきました。
彼女はカジュアルで楽しいパーティを企画するのがとても上手で、今回のテーマはハワイアン。いつも感心するんだけど、ちゃーんとレイや腰蓑(?)などの小道具も用意してあり、さすがファッション・デザイナーは違うっす。

イースト・リバー から吹く風が気持ちいい公園で、ご主人渾身のpulled pork(14時間スモークしたそう!)を堪能しました。付け合わせの甘酸っぱいコーン・サルサが美味しく、なんとなくテーブルから離れられなかった私。結局2回お代わりしました。


ハワイ気分満点のテーブル。
前夜は色々忙しかったんだろうな。
右端がご主人の作ったpulled pork。
これをバンズにのっけて、キャベツとスパイシーなコーン・サルサ、
またはクラシックにビネガーをかけてかぶりつきます。

かわいらしい見かけと裏腹に、
かなりアルコールが利いているパンチ。
アロハ〜
プレゼントは、熱心なランナーの彼女のために、私がカスタマイズした、ヘンテコ癒し系詰め合わせ。名付けて「Runner/Designer's First Aid Kit」パッケージはグリコのおっさんをいじってPhotoshopで作りました。

プレゼント喜んでくれたー
姉妹風ツーショット。

午後から続々と彼女のお友達が集まってきましたが、娘のバレエのリハーサルがあった私達は早めにおいとま。

行き帰りは初めて一家3人で自転車で移動し、親は車道、娘は歩道を走ったのですが、休日で車も少なかったので割とストレスなく乗れました。(NYでは13歳以上は歩道を自転車で走るのは違法。警官に見つかれば、チケット切られことも。)娘はもう自転車の後部シートに収まらないので、これからは私も歩道を走る娘を気にしつつ車道を走る練習をしないと。

我が家のフラ・ライダー。

May 20, 2015

ステンシル、紅型、バンクシー

今日の午前中はWall St駅近くでインタビューをを受けてきました。
6月19日(金)発刊のNY日系ローカル紙ジャピオンの某コーナーに載る予定。読者プレゼントのあるコーナーで、私のネットショップで売れ筋のスタイを出します。

今回は私のささやかなブランド「yoriko New York」に関する取材だったのですが、色々と質問をされるので、自分や仕事の諸々を考えるよい機会になりました。

心に残ったのは、この記事を担当しているKさんに布へのプリント方法を聞かれ話すことになった、ステンシルのこと。ホビー系の実用書なども出ているので私は結構知られている手法だと思っていましたが、刺繍や編み物のようにあまり一般的ではないよう。

ステンシルは割と原始的な技法でシンプルな事をやる分には道具も少なく、家庭でもトライしやすい印刷方法です。印刷するものもあまり選ばないのも魅力。

アンディ・ウォーホルが好んで使ったことで有名なシルクスクリーンですが、この源流がステンシルで中国あたりで発祥したというのは、シルクスクリーンの講師でもあった主人に昔聞きました。

調べたら、日本では捺染(なせん)印刷とも言われ、着物の生地などを染めるために古くから使われているようです。江戸小紋や沖縄の紅型など、身近な染物も基本はステンシル。もちろん、もっと複雑化した工程ですが。

まずここで感動。というのも、私は結婚式に紅型の振袖を着たのです!10年後に自分がステンシルで作品を作っているなんて、思いもしなかった。

美大時代はscreen printing(日本で言うシルクスクリーンのこと・現在はシルクはほとんど使われず化繊のスクリーンが一般的になったので、英語ではこの名称をよく使う)を リトグラフと併用するような版画作品を制作をしていたのですが、卒業を機に、多くの薬品やプレスなどの機械、換気できるスペースが必要な版画とは、とんと疎遠になっていました。

でも、成り行きでまたプリントして作品を制作していることに、自分と版画との縁を感ぜずにはいられません。

どんなに原始的でシンプルな手法でも、インクをのせて刷った後、版を持ち上げて印刷面を確認する時のワクワクする気持ちは今も同じ。同じものを何枚刷ったとしても、そこには、インクの量やのせ方、布や紙の質で毎回わずかな違いがあり、失敗作に思わぬ表現を発見したり。紙にそのまま絵筆を滑らせる油画や水彩とはちがう醍醐味がそこには感じられ、多くの作家が版画に惹かれる理由なのではないでしょうか。

そういえば、NYで人気の謎の前衛ストリート・アーティスト、バンクシー(Banksy)もステンシルを使っていますね。

何千年も前から連綿と使われている技法、ステンシル。
シンプルながら、用途や目的を選ばない柔軟性に、奥深く力強いものを感じました。

紅型の着物。
撮影は美大の友人、Naoko Dionさん。
被写体と、その周りの空気も写るような素敵な写真を撮る人です。




May 10, 2015

spring cooking

I sometimes get this phase when I am more enthusiastic about dinners and cooking in general. Last couple of weeks seem so. Sharing some pics of what I have been doing here...


Asparagus au gratin.
I've been into making this Béchamel sauce - so versatile -
once you know the basics, it's easy & always delicious.

Burnt Caramel Mocha Scones, not necessarily springy, but I had to paint.



Brussel sprouts with EVOO and garlic.

Aren't they beautiful?



Kimchee & avocado salad with fresh, homemade kimchee
from Park Korean Food at Green Flea Market in Upper West Side.
I drizzled some soy & toasted sesame oil.

And today was the Mother's Day. My 7-year-old made me a fancy brunch - French toast on a stick - and Randy got some crispy bacon. What more can I ask for?



My mother's home-cooked food nurtured us both physically & mentally - her dinners and lunch boxes are one of my favorite memories of childhood. I'm glad to see it being passed on to the next one in line!


April 24, 2015

つめたい春

今日、仕事帰りの空。
風が吹いたら高い梢がいっせいにゆれた。
冷たいけど春の風。





この間まで蕾だったマグノリアも満開。
今年の春は寒いせいか、花の息が長い気がする。
今日も寒く、チューリップはみんな閉じていた。




先日のデッサン教室で出したモチーフを、自分も生徒さんが帰った後、描いてみた。
久々に長い時間をかけて、丁寧に描いた。





デッサンは発見が多い。
思い込みを捨てて見るままに描くと、
いつの間にか平面上に架空の空間ができてくる。
「見えたまま」に描きながら、絵の中でのリアリテイも追求する。
そんな工程を交互にくり返す。

デッサンは、その人特有の世界の見え方なのだ。


これはモチーフの載っていたテーブルクロスのヘリ。
夜中に電灯の下で。

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